こんにちは、現役メガバンク行員のたこすです。
メガバンクって英語必要なの?とよく学生から聞かれます。僕はこの質問に対して、メガバンクの全ての部署で英語力は必要ではないが、出世の近道には必ずなると回答しています。
現に、僕は出世するためにTOEICスコアは935点を取得しています。
本日は、現役メガバンク行員がどのように英語を活用する機会があるのか、英語が出来るとどのようなキャリアパスが描けるのか、そのスキルの鍛え方として何があるのかをご紹介します。
メガバンク銀行員にとっての英語活用機会
まずは、そもそもメガバンクで英語を活用する機会があるのか、ですが、単刀直入に言うと、多くのメガバンク行員にとっては日々の業務で英語を使う機会はありません。しかし、出世するようなエリート部署では必須のスキルになります。
多くのメガバンク行員は全国津々浦々の支店に配属されて、中小企業のお客様を相手にします。そのほとんどが日本企業のため、英語は必要ありません。もちろん、中小企業のお客さん自体が海外に商品を売ったり、海外の人たちに対して商売をすることはありますが、僕たち銀行員は融資や為替のお手伝いをするだけなので、直接的に英語には触れません。そういった観点から、多くの地方の支店での中小企業営業では英語を活用する機会はありません。
では、これらのお客さんが大企業になった場合はどうでしょうか。大企業ともなると、海外の至る所に工場を建設したり、支店を開設します。もちろんそういった海外の工場や海外の支店では、口座開設や現地での借入ニーズも発生します。それらに対応すべく、僕たちメガバンクも海外に支店を設置しています。その海外の視点で働く人たちはローカルスタッフと呼ばれる現地採用の人たちです。故に、海外で口座を開設したいと日本のお客さんから依頼があった際には、大企業営業マンは海外の現地スタッフに英語で海外の口座開設を依頼します。また、仮に海外で借入が必要となった場合は、当然にして稟議も英語です。英語の事業計画書や英語の稟議の作成は現地スタッフが対応しますが、大企業営業マンは本社の営業担当者として、これらの稟議のチェックをしなければなりません。
つまり、中小企業の営業マンには英語は必要ないのですが、大企業営業マンにランクアップした際には相応の英語力が必要になるのです。
加えて、メガバンクは何も営業だけが全ての会社ではありません。本部のいわゆるエリート部署では海外企業との交渉も必要になります。例えば、IR部門を担当する部署では、海外の投資家に対して、自分の会社の競争環境や業績、今後の見通しについて英語で語れる能力は必須です。また、審査部門でも、英語の稟議を審査しなければなりませんから、当然英語力を要求されます。稟議でよくわからない内容があったら現地の海外スタッフに直接英語で確認する能力も必須です。
このように、メガバンクで出世するような部署では当たり前のように英語力が必要になってくるのです。
世の中のメガバンク行員たちはどのように英語を学んでいるのか
ここから、メガバンク行員がどのように英語を学んでいるのかを紹介します。先ほど記載した通り、いくつかのエリート部署では英語力は必須です。では、そういった部署に手を挙げれば誰でも行けるかというと大間違いです。少なくとも適性がない人間には声すらかかりません。そこで、重要なのがTOEICです。人事部からすると英語が出来るかどうかの一つの尺度としてTOEICのスコアを確認しています。ここで、TOEICが出来ても英語を喋れない奴はいるじゃないかと言う反論の声もあるかと思いますが、人事部がTOEICスコアから見ているのは、英語が喋れるかどうかではなく、英語が喋れるようになるためのやる気があるかどうかです。従って、英語が喋れようが喋れまいがあんまり関係ないのです。少なくても、TOEICのスコアさえ高ければやる気はあるとみなしてくれれます。Xとかでも最大の錯覚資産と言われるTOEICスコアですが、これはメガバンクでも遺憾無く発揮されています。
こういった状況で僕たちメガバンク行員は、主にTOEIC学習を中心に自己啓発をして、人事部にアピールするためのスコアを高めています。これは、地方勤務の中小企業の営業マンですらやっていることです。
英語を活用する部署に行ってからの鍛え方
ここからは、応用編です。メガバンクで晴れて高いTOEICスコアを手に入れたけど実際に英会話ができるメガバンク行員は少ないです。僕も、出世するために本部に異動してからTOEICスコアを935点まで高めたのですが、実践はあんまり出来ていない状況でした。仕事で英会話をするための練習として最適なものが英会話教室に通うことも考えるのですが、時間がなかなか合いません。そこで次に考えるのが、オンライン英会話です。フィリピン人講師の時間を事前予約してトライするのですが、これはこれで、突然会議が入ってしまって予約をキャンセルするとチケット代だけ消費されてあまりコスパが良くない。そんな中で出会ったのが、ELSA Speakです。
ELSA Speakは、最近人気のAI英会話の一つです。僕はChat GPT英会話や他のオンライン英会話のサービス、オフラインの英会話を全て使ったことがあるのですが、正直に言ってTOEIC730点以上の英語力中級者以上で主にネイティブな英語力が必要になる人にとっては最高の英会話アプリだと言えます。
このアプリをうまく活用すれば、忙しいサラリーマン生活を送っていても、コスパ良く英会話力を向上することが可能です。
ELSA Speakは発音と文法矯正が本当に優秀
ELSA Speakには非常に多くの機能が備わっています。毎日の英会話レッスンや単語ごとに自分の発音が合っているかどうかやロールプレイでの添削機能等です。毎日の英会話レッスンそのものは、他のAI英会話アプリと同水準のクオリティですが、個人的に驚いたのは、発音と文法矯正の機能です。例えば、発音についてはどうすれば具体的に発音が良くなるのかを詳細にレビューしてくれます。下記のように銀行員を意味する「Banker」ではこのようにどこの発音が間違っているのかを1文字ずつ詳細に指摘してくれます。
また、ロールプレイでのフィードバックも優秀です。
ロールプレイ自体は、ELSA Speakがあらかじめ用意した候補から選ぶパターンとこちらでオーダーメイドで指定してロールプレイを始めるように出来ます。今回は、オーダーメイドで「5Gの技術者との会話」という難しめのロールプレイをしてみましたが、見事にこちらの改善点を指摘してもらいました。
正直言ってこのレベルでの指摘は、オフラインの英会話学校でも、オンラインの英会話でもしてくれませんし、ChatGPT英会話でも不可能です。このように、ELSA Speakは実践的英会話力を強化したい中級者向けの英会話力を鍛えたい人には非常に向いているアプリです。
こんな人にはELSA Speakは向かないかも
冒頭に申し上げた通り、ELSA Speakは中級者向け以上のためのAI英会話アプリです。もし、下記に複数該当する人は、ELSA Speakをやるかどうかを慎重に見極めた方がいいです。
- TOEIC730点相当の英単語・文法力がない人
- TOEICの点数を上げることを目的としている人
- アジア地域やインド等の第二言語が英語の国の人との英会話力を手に入れたい人
特に、最後のアジア圏では相手側も綺麗な英語を話してこないため、要求されるのは綺麗なネイティブレベルの英会話力ではなく、言いたいことを簡単な単語で相手に伝える技術です。なので、ELSA Speakによって鍛えられる能力とは少しずれていると感じました。
いかがだったでしょうか。英語におけるTOEICは錯覚資産です。ただ、いくらTOEICを高めても、実践のスキルは全く上がりません。より効率的に自分の英会話のどこがダメなのかを分かりやすくフィードバックしてくれるELSA Speak、まずは1週間の無料体験でお試ししてみることをお勧めします。