こんにちは、たこすです。
本日は銀行員の休暇についてです。
みなさんは毎年有給休暇をどれくらい取得出来てますか?
実際にメガバンク総合職(営業マン)がどの程度有給休暇を取得出来ているか真実をお伝えします。
銀行員の休日
基本的には土日祝日休み
銀行は基本的にはカレンダー通りのお休みがあります。休日出勤は超多忙な部署じゃない限りはありません。
個人営業の人は土日出勤もあり
個人営業の人たちは別です。たまに休日に住宅ローンセミナーで支店が開いていたりしませんか?そういった個人向けセミナーで休日出勤が年に何度かあります。
でも、出勤した分しっかりと振替休日がもらえます。
お盆休みがない
これは銀行員のデメリットです。メーカーでは当たり前のようにあるお盆休みがありません。
実は年末年始休みは短め
年末年始は驚くほど短いです。銀行の年末年始休みは12月31日から1月3日までです。
一般的な企業だと28日から5日までが休みのケースが多く、これが毎年ボディブローのように効いてきます。
メガバンクの有給休暇について
ここでは実際に総合職(営業マン)の有給休暇の取りやすさについて説明します。
期末月は休みにくい
まず、期末月(3月や9月)は休みづらいです。営業マンにとっては最後の追い込みの時期なので、この期間に休むと営業マン失格のレッテルが貼られます。
実は年始も休みにくい
あまり知られてないですが、年始も休みにくいです。年始は賀詞交換といって取引先の社長が各銀行を挨拶回りする伝統があるのです。
社長とお酒を酌み交わせる貴重なイベントなので、もちろん営業マンは出席が必須です。そのため、年始は営業マンにとって休みにくいタイミングなのです。
休暇の日程を勝手に上司に決められることも
銀行は客商売なわけで、全員が同じタイミングで休むとワークしません。そのため、支店によっては課長が勝手に有給の取得日を決めてくることもあります。僕の入行店はそうでした。
年に一度必ず5連休が取れる
メリットもあります。必ず5連休が年に一度取れます。これは金融庁が不正防止の観点で定めており、年に一度は職場離脱するよう言われているのです。
オフシーズンにあえて休暇をとって安い価格で海外旅行する銀行員も多いです。
三菱UFJ信託は年に2度5連休が取れる
これは業界では有名な話で、就活でもアピールされてますが、三菱UFJ信託だけは5連休制度が年に2度取得出来るようになっています。この福利厚生制度に魅力を感じてエントリーする就活生も多いです。
メガバンクの有給取得率比較
メガバンク各行の有給取得率を調べてみました。2015年度の平均数値です。
各行同じくらいですね。
数字に騙されてはいけない
この数字に騙されてはいけません。総合職はこんなに取れません。
第一線で活躍する総合職のメガバンカーの休暇取得日数は多くて10日が良いところではないでしょうか。後は出世を諦めた営業マンと一般職の方が平均を上げていると思われます。
僕は10年以上メガバンクに勤めてますが、10日以上休暇が取れたことはありません。
ここ数年で取得率が上昇
ただし、ここ数年でメガバンクは特に育児休暇の取得に積極的で、有給休暇の取得率も急上昇しています。
2018年度の数値によると、三井住友は69.8%、みずほは77.8%と3年間で約2日平均取得日数が伸びています。
他の大手企業と比較
同業ではゆうちょ銀行が圧倒的
銀行業での比較ではゆうちょの有給取得率は圧倒的です。その数値はなんと、90.7%(18日)!メガバンクと比較して4日も多く休暇が取得出来ています。
NTTドコモは夏季休暇と年末年始に加えて有給取得率も高い
他の業種と比較するとさらに次元が違います。
メーカーを中心とする大手は年末年始とお盆休みに加えて有給休暇が取れます。ドコモの有給取得率は91.4%(18日)なので、メガバンクと比較すると年間で10日以上休暇が多いと計算できます。