こんにちは、たこすです。
本日は現役メガバンク行員の年収が実際にいくらなのかを公開していきます。
これから就職活動や転職活動を目指している方が参考にしていただけると嬉しいです。
プロフィール
まずは僕の簡単なプロフィールを紹介します。
- 銀行:赤・緑・青のどれか
- 年次:入行10年目〜15年目(プロパー社員)
- 銀行内の評価:中の上(最短出世組)
2022年の年収はいくら?
それでは早速公開します!
2022年の僕の年収は、、、
1,379万円でした!
銀行員人生では最大の年収を記録することができました。
ちなみに手取り年収は983万円で惜しくも1,000万円は到達しませんでした。
ボーナスや評価が高かっただけでは?
実はそんなことはなくて、ボーナス分は約300万円で残りの1,100万円はいわゆる定例給与でした。
なので、同じように最短出世組の同期はみんな1,300万円くらいは普通にもらっています。
サラリーマンの給料は会社の業績に応じて変動することが一般的ですがメガバンク行員の給与体系はボーナスの比重が小さいです。
景気の変動の影響を受けにくいことが特徴で安定的な高給が見込めて人生設計は割と建てやすいです。ただし、その分総合商社みたいに業績絶好調の時のボーナスが青天井になるようなこともないのです。。。
これから年収はまだ上がっていくの?
メガバンクでは年次が十年目くらいになると年収の上がり方はかなり緩やかになります。
次に大きく年収が上がるのは15年目以降に控えている上席調査役、上席代理等の非組合員へ昇格した際になります。上席調査役になれば年収1,500万円超の世界が見えてきます。
どれくらいの人が上席調査役、上席代理になれるの?
最短で昇格するのは体感で1、2割くらいでしょうか。加えて大企業ゆえにポストの数は一定なので同期の数によっても昇格のチャンスは異なります。
https://megabankerblog.com/megabank-comparison/
実は、採用を絞っている時期に入行したメガバンク行員は昇格がしやすいといった恩恵があります。
転職者とは争わないの?
マーケット系の部署や本部の一部では転職者が多いですが今のメガバンクはまだまだプロパー社員が多く、年功的に昇格していくのはまだまだプロパー社員か若手のうちに転職してきたような準プロパー社員がほとんどです。
メガバンクの年功序列な賃金制度はいつまで続くのか
実を言うと制度上は既に終わっています。
三菱UFJ銀行は2020年4月から年功制度を廃止し、
三井住友銀行も同じく2020年より年功制度を廃止しています。
みずほ銀行は2行に遅れて2024年4月の完全移行を目指しています。
メガバンク行員の年収は下がっちゃうの?
役に立っていない窓際行員の給料は下がりますが活躍している銀行員の給与はむしろ増額するチャンスがあると思っています。
年功廃止って具体的にはどういうことなの?
厳密に今回の年功廃止について説明します。
今までのメガバンク行員は昇格しなくても徐々に月給が数千〜1万円程度昇給する制度が存在しました。
つまり、10年目から一切昇格を諦めてぼーっと20年目になってパフォーマンスが上がってないにも関わらず100万円くらい年収が上がってしまっていたワケです。
この頑張ってなくても勝手に昇給してしまう制度が今回廃止となりました。
なので、今回の年功廃止によって頑張っている若手の一部は飛び級的な昇給も見込めるようになるし、そこそこ活躍する銀行員は今まで通りしっかり昇格による給与アップが望めます。
これからのメガバンクでの出世競争はどうなるか
正直、そこまで大きくは変わらないのではないかと僕は思っています。
2024年になればみずほ銀行も制度が改定されるのでこれでメガバンクは3行横並びで新たな賃金制度で走り出すこととなります。
これによって他社からの転職者の受け入れ可能性はより高まるので、一部の専門知識を必要とする部署の新陳代謝は大きく前進するでしょう。
しかしながらメガバンクの本流と呼ばれるようなところは大企業営業です。ここで必要なスキルは他部署とのコネクションや銀行そのものの動かし方を中心とした、いわゆる調整力です。
この調整力は一朝一夕で培えるものではなく、長くその銀行の文化に触れることで得られるようになるものです。
したがって、10年後くらいの将来のメガバンクはどうなっているかというと、中核となる部署の多くは今までと変わらずプロパー社員が占めつつ、一部の専門部署は流動性が高く、転職者が多いといった構造になっているでしょう。
まとめ
- メガバンク入行十数年目の年収は1,300万円程度
- 1,500万円を目指せるのは15年目以降
- 実は年功序列な給与制度は既に廃止
- 給与制度が変わっても窓際社員以外への影響はそこまで大きくはない