ユーチューバーの年収について【UUUMの手数料】【再生数の単価】

ビジネス

こんにちは、たこすです。

本日は何かと話題のユーチューバーの年収についてです。

トップユーチューバーのヒカキンの年収はいくらなのか、年収1000万になるためにはどれくらいの再生数が必要なのか解説していきます。

YouTubeの収益の仕組み

YouTubeの収益の仕組みはシンプルです。

広告主が広告の費用をYouTubeに支払い、広告費の45%をGoogle、残りの55%をユーチューバー事務所またはユーチューバーでシェアする仕組みになっています。

実は収入が広告主の都合に左右される

表の通り、広告主の支払う広告費を全てユーチューバーでシェアするビジネスモデルのため、広告主が支払う広告費を絞ってくると、ユーチューバーの1再生あたりの収入も減少してしまうのです。

実際にコロナの影響で広告主が減り、2020年3ー5月の再生単価は2割以上減っています

UUUMの決算からユーチューバーの1再生あたりの収入を計算してみる

日本最大手のユーチューバー事務所のUUUMの決算資料から1再生あたりの収益を計算してみましょう。UUUMのIR資料では、YouTube収益に該当するアドセンス収入とその期の再生数が公表されているので単純な割り算で計算ができます。

計算すると、1再生あたり単価が0.268円ということが分かりました。

トップユーチューバーHIKAKINの年収は?

ここで出た数字をもとに、HIKAKINの年収について計算してみます。

まず、2020年6月のHIKAKIN TVの再生数は約9000万回、これにHIKAKIN gamesの再生回数は約9200万回を合計すると、1億8200万回です。

これに1再生あたり0.268円をかけて12倍すると、5億8531万円がアドセンス収入。このうち20%をUUUMが手数料として徴収するのでHIKAKINのYouTubeからの年収は約4億6800万円です。

トップユーチューバーはアドセンス収入以外の収益も

ユーチューバーは有名になると、タイアップCMやグッズ販売等のYouTube以外の収入が大きくなっていきます。ですので、実際のHIKAKINの年収は8億円を軽く超えるのではないでしょうか。

年収1000万になるための再生数は?

トップクリエイターの年収は億超えですが、では日本でユーチューバーとして年収1000万を稼ぐにはどうすればいいのか計算してみます。

まずは再生単価から逆算します。1再生あたり0.268円なので年収1000万円を達成するには年間で3,731万再生、月間では300万再生以上が必要です。

これはユーチューバー再生数ランキング上位1,000位くらいの数字で、チャンネル登録者数は10万から20万人くらいのユーチューバーが多いです。

この数字を悲観的に見るのか、楽観的に見るのかでデビューするかどうかが決まりますね。

なぜユーチューバーはUUUMを退所するのか?

最近、トップユーチューバーがユーチューバー事務所から独立する話が増えています。これの問題はユーチューバー事務所が受け取る手数料だと言われています。

大手ユーチューバー事務所のUUUMはアドセンス収益の20%を手数料として徴収しています。

再生回数が多くなればなるほど手数料があがります。例えば、HIKAKINがUUUMに支払っている手数料は年間で1億円以上になります。これを適切な手数料として考えられるかどうかが退所の決め手になるのでしょう。

まとめ

まとめ
  • Googleは広告収入の55%をユーチューバーに還元
  • YouTubeの再生単価は0.268円
  • HIKAKINはYouTubeだけで4億以上の年収
  • トップ1000位のユーチューバーで年収1000万
  • 有名になればなるほど事務所手数料が足かせに
タイトルとURLをコピーしました