こんにちは、管理人のたこすです。
本日はメガバンクに入って良かったこと、悪かったことを率直にお話しします。
なぜメガバンクに入ったのか
就職活動における大きな二つの軸
僕は就職活動する上で大きな二つの軸で考えました。
年収の高さ
僕はやっぱり仕事をするなら年収が高い方がいい!!と考え、年収が高い業界からピックアップしました。
年収が高い業界は限られます。年収の高い業種は以下の通りです。
入ってからのキャリアパス
僕は当時、自分のやりたいことが明確じゃなかったんです。
そんな中、銀行は職種が様々なことに加え証券や信託もグループに抱えていたので、入ってからのキャリアの柔軟性が一番高かったんです。
この二つの軸で僕はメガバンクを受けることを決めました。
入って良かったこと
メガバンクに入って良かったのは、若くから法人の担当が出来ることです。
銀行や支店によって違いはありますが、基本2年目には法人営業担当者としてデビューします。
メガバンクというネームバリューもあるので、中小企業の社長がこちらが若くても対等に交渉にのぞんでくれます。
その分プレッシャーも大きいですが。
また、相手がスタートアップだと社長に気に入られてそのまま転職するなんてケースもあります。
法人とは言え相手は人なので、真摯に向き合っていると応えてくれます。
僕も今まで沢山の社長の経営の悩みを相談されました。
自分は経営者になったことがないので、経営するということがどういうことなのかを肌で感じることができるとても有意義な経験をつめました。
入って良くなかったこと
キャリアパスが広すぎる
良くセミナーとかでメガバンクは入ってからのキャリアパスが充実していると言われますが、これは見方によってはデメリットです。
なぜなら選択肢が多すぎて、自分で選べないからです。
もちろん、人事制度で行きたいところに手をあげる制度もありますが、何万人といる従業員の行き先を全部好き勝手に決められたら人事部ももたないですよね。。。
意識が高い人は意外と少ない
メガバンクは大量採用です。
ですので、必ずしも銀行を第一希望としていない学生にも内定を出してます。
そうすると、同期でも本当は商社で働きたかったとか法人営業なんてしたくないみたいな感情を持って働いている人が沢山いました。
僕は銀行第一希望で入社したのでこの意識のギャップには結構ビックリしました。
やっぱり営業はつらい
ストレスはやっぱりあります。毎月のようにノルマを詰められます。
目標達成に向けて今なにをしているのか、なぜ達成出来ないのかを毎週、毎日のように追及されます。
お願い営業ができますか?
仲良くなった社長にお願いして必要のないお金を借りてもらうことは銀行の世界では常識です。むしろそれが出来なかったら上司からは一人前の銀行員として評価されません。
こういった世間の非常識に耐えることが出来ない人は銀行員になることをおすすめできません。
差別化がしにくい
銀行の商品・サービスは基本的にはどこも一緒です。
では、どうやって差別化するか?
サポート体制やスピード
お客様に対し適切なタイミングでスピード感を持って提案をする。これは一つの差別化要素です。お客さんは1日でも早く資金調達したいケースもあり、その時にはスピード感が勝負の決め手になります。
苦肉のビジネスマッチング
お客様によっては、新しい取引先を増やしたいという強いニーズを持っているケースもあり、そのマッチングを銀行が仲介することで、お客様に恩を売って取引をするというアプローチもあります。
結局は金利
それでも結局は金利が低い銀行にされてしまうケースがほとんどです。
現在の銀行の金利引き下げ競争は限界を超えてます。。
世の中に銀行が多すぎるんですよね。
銀行の未来は暗い?
これから銀行業界で起きること
金利収入依存している銀行はこれから合併を繰り返すでしょう。
いまの金利過当競争は当面続きます。
金利以外の収入、例えば海外、証券、信託のビジネス等に取り組んでいない銀行はかなり厳しいでしょう。
メガバンクですらキツい
メガバンクが潰れるようなことは当面ないですが、危機感を感じて各行既に人員の削減を発表しています。
ただ、この人員整理によって、メガバンクは生まれ変わってくると信じています。
僕は銀行の未来を信じてこれからもメガバンカーを続けるつもりです。
もし、銀行業界に興味がある方は、ぜひ就職活動の中で将来その銀行がどんなビジネスで稼いでいこうと絵を描いているのか、それに共感出来るのかどうかという点を大事な軸にして下さい。