こんにちは、たこすです。
本日は、メガバンクの採用面接についてです。
メガバンクの採用面接をするにあたって、どのような仕組みなのか、そうすれば内定がもらえるのか、面接官の心境を理解しながら、説明していきます。
メガバンクの面接の仕組み
メガバンクの面接は複数回に及びます。順番で言うと、若手行員→中堅行員〜ベテラン行員→役員(最終面接)と進んでいきます。
うまくいくとトントン拍子で面接官のレベルが上がっていきますが、うまくいかない場合は若手行員との面接が延々と続きます。
僕の同期には面接が10回以上あった人もいました。
面接官は素人
メガバンクは大量採用です。シーズン中は大量の学生との面接があります。その際、いつもは支店で営業しているような銀行員が面接官として派遣されています。つまり、普段はただの銀行員であり、面接官としては素人なんです。
以下では、面接官のランク別で学生のどの部分を見ているのかを解説していきます。
面接官が見てる点(若手行員編)
若手の面接官が学生を見てる点以下の通りです。
面接官が一緒に働きたいと思うかどうか
若手の面接官は特に銀行員としての経験も浅いです。ですので、基本は自分が一緒に働きたいかどうかを評価基準にしている面接官が多いです。ですので、最初の挨拶で第一印象を極限まで高めつつ、その後の質問に対しても笑顔で自信を持った態度で回答できるかどうかがポイントになります。
僕が面接官だったら、自分の言葉を使って無理をせずに回答できているか、自分のキャラクターを消さないでちゃんと表現できているか(他の学生との差別化)を重要視します。
他の学生との差別化もポイント
面接官は1日に複数の学生と面接します。自分の会う面接官は前後の学生と比べて優秀かどうかを必ず見てるということを意識して面接に臨んでください。自分が他の学生と比べて優れている強みをエピソードを使いながら強調することが大事です。
面接官が見てる点(中堅〜ベテラン行員編)
次に中堅〜ベテラン行員の面接官の対策です。要求される水準も高度になっていきます。
採用したい学生像に合っているかどうか
メガバンクは、毎年今年採用したい学生像をイメージして採用活動をしています。各メガバンクの採用方針については就活生向けのセミナーで人事から説明があるはずなので必ずメモをしましょう。
採用方針に合っていることが表現できるような学生時代のイベントを事前に用意しておきましょう。
最終面接に推薦してもいいかどうか
ベテラン行員クラスになると、次は最終面接です。逆に言うと、面接官としては責任を持ってその学生を最終面接に推薦する必要があるので面接官としても失敗できません。
その学生が本当に第一志望なのかどうか、質問にテキパキと回答ができるのかどうかを重箱の隅をつつくように調べてきます。その点を意識しつつ面接に臨みましょう。
面接官が見てる点(役員編)
最終面接では面接官は役員や支店長クラスになります。人によっては簡単な意思確認だけのケースもあるようですが、最後まで気を抜かない方がいいです。
第一志望の意思確認
最終面接では、かなり強めの意思確認があります。なぜ第一志望なのかを理詰めで確認されます。なぜうちじゃないといけないのか?他でもいいんじゃないか?他でも同じような仕事できるけど?みたいな質問が降りかかってきます。誰もが納得するような、第一志望の理由を用意しておくといいと思います。
僕は、出会った社員の名前を使って第一志望であることをアピールしました。
面接官が学生の真意を見抜くことはほぼ不可能
銀行員の面接官は素人なので、学生の真意が見抜けず、表面的な部分しか見ることが出来ません。面接官に多くを期待してはいけません。本当は実力があるのに、表現の仕方が下手な学生は残念ながら落とされることが多い印象です。
正直な学生はいらない
これはメガバンクだけでなく全ての新卒採用(特に営業系)において言えることですが、企業は別に正直な人材が欲しいと思っていません。
ビジネスの場では、本当は嫌なことでも相手に対しては喜んで見えるように引き受けることが沢山あります。なので、企業が求める人材は、本当は第一志望じゃなくても、第一志望だと相手に思わせるような人です。