こんにちは、たこすです。
本日はメガバンクの銀行員に英語が必要かどうか、TOEICの基準があるかどうかについて、体験談も交えながら解説していきます。
メガバンクの就職活動と英語
これは経験談ですが、総合職への就職活動においては英語力は全く必要ないです。あるに越したことはないですが、なくても選考上大きく不利になることはないです。それよりも志望度や業界に関する理解の方が大事です。
中小企業営業と英語
メガバンクで総合職として就職すると、9割以上は中小企業営業になります。
まず、中小企業営業で英語を使う機会はほとんどないです。なぜなら、お客さんが海外展開をしてないケースが多いからです。この場合には、仮に英語力が高くても活かせる機会はないです。
ただし、英語力があると英語が出来ない先輩から頼られることが多く、自分のお客さんでは出来ない経験も出来て職場環境は改善します。
お客さんが海外展開していると必要になってくる
お客さんが海外展開している場合は英語が必要になってきます。
例えば、ベトナムに工場があり、そこで口座開設をしたいとお客さんから相談されたらいかがでしょう?
営業マンは現地支店の営業マンと会話して口座開設のやりとりをすることとなります。この際に、海外支店の営業マンは現地人のケースがあり、その場合はコミュニケーションに英語が必要になります。
もともとは日本人の営業担当が現地にいたのですが、最近ではビザがおりにくくなっており、現地スタッフの比率が急速に高まっています。
大企業営業と英語
大企業営業になると様相は変わってきます。お客さんがグローバルに展開しているケースが多くなります。
海外拠点にいるお客さんと英語で直接やり取りするケースや、お客さんの審査をするための資料が英語だったりすることもあります。
メガバンク各行は大企業営業に必要なTOEIC の点数の基準を730点に設定しています。もちろん基準を満たしていない営業マンもいますが、毎年英語の学習状況について詰められます。
海外勤務と英語
英語圏の海外に赴任するために英語は必須です。
あるメガバンクは、英語圏への赴任するためのTOEICの基準を800点以上に設定しています。ただし、800点を満たしてなくても人事上評価の高い銀行員が赴任するケースも見たことがあるので、必ず必要という訳ではなく、仮に志望するなら最低限必要だと言うことです。
英語が出来なくても行ける海外がある
実は、英語圏ではない国では英語力が求められないケースもあります。
代表的な国は中国です。英語は出来ないけど海外勤務経験したい!という銀行員がかなりの確率で赴任してます。
出世と英語
将来どこまで登り詰めたいかによりますが、役員クラスを目指すのであれば英語は必ず必要になります。
取引先のCEOと英語でランチミーティングや夜に高級料亭で接待することもあります。そのような場では通訳を介さずに自分の言葉で英語が伝えられないといけません。
英語力がない銀行員の最終ゴールは地方の支店長です。逆に自分のキャリアの最終ゴールが地方の支店長で十分と考える方は英語の勉強時間を他の資格の勉強や遊興に費やすことをおすすめします。
出向と英語
最後に、出向する際に英語力が必要かどうかです。出向とは銀行員が定年前に親密な取引先に再就職する制度です。
出向するには、取引先のニーズを満たすことが必須です。
いままでは支店長経験があるかどうかが一番大事なファクターになっていましたが、最近では英語が使えるかどうかがもう一つの重要なファクターになりつつあります。
企業が成長するためには海外ビジネスが重要な戦略になってきているため、少しでも海外人材を強化したいのが企業の本音です。いい出向先をあてがってもらうためにも英語力が必要です。
まとめ
まとめとして銀行員人生のイベントごとに必要な英語力を表にしました。