こんにちは、たこすです。
本日は若手行員の年収と立ち回りについてお話しします。
正直、若手行員のうちは給料がかなり低いです。中堅になると1,000万円を超えてきますが、全ての行員がそうなるわけではありません。それに向けた立ち回りについてもお話しします。
年収1,000万円を超えるタイミングに関しては別記事をご覧ください。
初任給のメガバンク各行比較
初任給は各行全て横並びです。昔はSMBCだけ初任給が高い時代がありましたがそこに三菱UFJとみずほが追いついて来ました。
また、大学院卒は3年目換算で入行するため、他の同期よりも順当に行けば2年早く出世していきます。
ボーナスは支店の業績に左右
若手のうちは自分の実績ではなく支店全体の実績にボーナスが左右されます。最初の配属される店舗がいい店舗かそうでないかが重要になります。
最初の配属店舗については下記をご覧ください。
テストや資格の取得状況はボーナス、月給に影響しない
新人は研修でのテスト実績や資格試験の取得状況は見られますが、ボーナスや月給には影響しないです。ただし、3、4年目に待ち受ける最初の異動に大きな影響があるので、テストの成績を高水準に保つことはとても重要です。
手取りが5桁になった話
これは僕の実体験ですが、月によっては手取りが5桁になったこともあります。
1番大きいのは、強制的に受けさせられる通信教育です。
申し込み月に6万円程度引かれたこともあります。もちろん、通信教育で合格点が取れれば全額返ってきますが、同期によってはサボってそのまま損していた人もいました。
そのほかには支店のイベント用積み立てや財形貯蓄や定期的な歓送迎会で自由に使えるお金がみるみる削られていきます。
寮生活に慣れないと詰む
上記の通り、若手のうちは給料が高くありません。そのため若いうちは独身寮に入寮することが一般的です。
独身寮は月1〜2万円(水道光熱費込み)で住むことが出来ます。
ただし、お風呂場や洗濯機が共用だったり、土日祝日も先輩と食事をとることもあり、そのストレスから逃げるためにあえて退寮するケースもあります。
自己都合で退寮すると家賃補助がもらえないため、毎月の負担額が10万円程度増加してかなり生活が厳しくなります。
最速で1000万プレイヤーになるための立ち回り
若手時代には業績で評価されることはないです。そのため、次の異動先でいい支店を勝ち取るための立ち回りが重要になってきます。
資格、研修でのテスト
正直、メガバンクの人事はとても不透明です。支店長の好みや飲み会での態度なども人事評価上加味されていると言われています。
唯一裏切らないのが資格と研修でのテストの結果です。これらの成績は確実に人事評価上チェックされています。
特に若手のうちは営業成績が横並びで比較がしづらく、資格やテストの成績を次の異動先を見極める上で大事なパラメータにするため、可能な限り上位を目指しましょう。
飲み会の見極め
若手はさまざまな飲み会に誘われます。全て受けているとお金も勉強の時間もなくなるレベルで誘われます。ですので、行くべき飲み会と行かないでいい飲み会を見極める必要があります。
年の近い先輩との飲み会
年の近い先輩との飲み会では、研修のルールや過去問、支店の裏の人間関係、仕事のちょっとした質問を聞くにはうってつけです。ですので、先輩が情報通かつ優秀だと判断される場合は積極的に参加しましょう。
研修や資格勉強を理由にすれば断りやすいです。
上司との飲み会
僕はほとんど断ってましたが、上司がどんなキャリアパスを描いてきたのか、上司のライバルはどんな人だったのかを今後の自分のキャリアパスを描く上では大事な情報になります。ですので、自分のキャリアパスの壁打ち相手として使える上司とは積極的に飲みにいきましょう。
また、上司との飲み会の場合はかなり飲み代に傾斜をかけてくれるケースも多いので、金欠の時に奢ってもらえる関係を築くのも重要です。あまり傾斜をつけない上司との飲み会は極力断りましょう。