こんにちは、たこすです。
今日は、新入行員の配属先についてです。
実は、銀行員は最初の配属で人生が大きく左右されます。その点について解説していきます。
新入行員の配属先は日本全国
新入行員は入行すると全国のどこかの支店、支社に配属されます。
入行前に一応希望地を聞かれますが、基本的には通りません。
ちなみに女性は大都市の可能性が男性より高くなります。これは、銀行の寮が一部男子寮のため、女性の寮があるところしか配属されないからです。
そのため、女性は大阪や東京に集中するケースが多いです。
初任店を東京にしたいならみずほがおすすめ?
実は、メガバンクの中で東京の支店が一番多いのはみずほです。そのため、単純な確率では東京勤務の可能性が1番高くなります。
最初の配属先が決まるメカニズム
内定時の評価と学歴が確実に加味される
内定時に人事部は今までの面接の態度や評価を全てリスト化して、各内定者の資質を全て把握しています。そこに学歴というフィルターを掛け合わせて、どのような支店に配属するかを決めています。
分かりやすいのは、体育会系やストレス耐性に強そうな内定者は地方のパワハラ系支店に配属されるケースなどです。
縁故採用という裏技も
僕の知り合いの話ですが、縁故採用の一般職の女性はこっそり支店を選べたなんて話もあります。銀行の重要取引先の役員の娘さんなどは、裏側で優遇されて入行してたりします。
東京配属だからと言って高い評価ではない
最初の支店、支社が東京だからといって良いわけではないです。支店、支社の取引先の規模によるのです。地方の支店、支社でも有名な地場企業と取引しているケースも多々あります。
なぜ最初の配属が重要なのか
支店のランク
実は、支店、支社によってお店のランクがあります。
それは、支店の歴史だったり、取引先の規模に依存します。
もちろん、高いランクの支店、支社には高レベルな支店長が来るため、人事部との交渉力が高くなります。
そのため、最初にランクの高い支店、支社に配属されると、次も比較的ランクの高い部署に行きやすいです。
大きな実績があげにくい
支店、支社のお客さんの規模が小さいとおのずと大きな貸出やM&Aの案件もなく、大きな実績があげにくいため、人事からも評価されにくいのです。
負のスパイラル
以上の2つの要因で、最初の支店、支社次第ではそのまま活躍することなく銀行員人生が終わってしまうリスクがあり、抜け出せません。
負のスパイラルから抜け出すには?
もちろん、各行この点については問題視しており、その解決策として、自ら手を挙げて行きたいところに応募する制度が出来てます。
僕の友人もこの制度で海外勤務を経験してそこから人生を大逆転させた銀行員がいます。
三菱UFJの社内公募制度
従業員一人ひとりの自律的なキャリア形成を支援するため、希望する業務に応募できる制度。年に複数回の募集あり。
三井住友のジョブエントリー制度
自律的なキャリア開発にチャレンジできるように希望するジョブへ公募する制度。100近くの部署を選べる
みずほのジョブ公募制度
カンパニー・エンティティ横断で幅広い職務の中から自らが希望する職務に挑戦できる制度。年間で175名が任用。