こんにちは、たこすです。
とても濃密な最終回でしたね。とても胸が熱くなりました。僕も、少しは恥ずかしくないバンカーとして頑張っていきたいと思いました。
それでは、半沢直樹最終話の解説をしていきます。
頭取に裏切られた半沢
まさか、頭取に裏切られるとは全行員が思ってなかったようです。
全行員から信じてもらえている頭取は普通にすごいなぁと思いました。みんな頭取のことを信じて働いていたわけです。今のメガバンクに頭取の考えを感じながら仕事をしている銀行員なんて果たしてどれくらいいるでしょうか。でも、きっと会社のトップの考え方が浸透している企業は本当に強いと思います。
剣道場での場面
様々な葛藤があったと思います。特に、今までずっと信じていた頭取の考えと自分の考えが違ったことは相当なダメージだったでしょう。
瀬名と森山の乱入
若き経営者瀬名と後輩森山からのエールはいいシーンでしたね。自分が挫けかけたときに背中を支えてくれる後輩や仲のいい取引先があるというのは本当に恵まれています。
僕も定期的に会食する取引先の役員がいますが、毎回飲むたびに元気をもらえるので本当に助かっています。
頭取が渡した証拠では不十分だった
ここで、頭取が裏切ったわけではないことに気付けましたね。むしろ、半沢が頭取の足を引っ張っていたと。
しかし、頭取が裏切ったわけではないと分かったには素直に嬉しかったですね。
人事部からの出向の連絡
花からの言葉
出向どころじゃ済まないと告白する半沢に対していっそのこと辞めちゃえば?という花。本当に素晴らしい妻ですね。
辞表はサラリーマンの最後の武器。生きていれば何とかなる!というセリフは全国のサラリーマンが心を打たれたのではないでしょうか。
頭取と半沢の面談
頭取の今までの考えを読み切った半沢
大和田を残したのは、行内融和と東京第一銀行の闇を調べさせるため。
半沢を出向させたのは、大和田派閥だった役員連中を納得させるには仕方なかったとのこと。くわえて、金融は銀行と証券で成り立っており、今後の銀行員にとって証券の経験は不可欠だったからです。
確かに、今の銀行員にとっては証券会社での投資銀行業務の知識はかなり重要なスキルです。M&Aならびにエクイティや社債などの資金調達手段の多様化に対応するためには証券会社での経験は必要不可欠です。
頭取の代わりに登場して罪を暴いた半沢
銀行としても痛手のある箕部の不正を告発するのは本当に勇気ある行動であったと思います。
見事な1,000倍返しでした。白井大臣や黒崎、瀬名社長、森山などの今までの経験で培ったオールスターとのネットワークがあったから実現できたことだと思います。
その後の展開
東京中央銀行は総額1,500億円の不正融資を発表
悪いことを悪いと認め、頭取が謝罪してました。現実的には責任をとってトップの交代や新たなコンプラ管理部署の新設等が妥当な対応であると想定されます。
帝国航空の再建は開発投資銀行が担当
東京中央銀行はそれどころではなかったことや、もともと企業の再建はメインバンクの仕事です。開発投資銀行がしっかりと半沢の再建案を実行してくれるでしょう。
元・頭取からの激励
半沢の分も含めて全ての責任を負って辞める頭取。
でも頭取はとても清々しく面白い銀行員人生だった!と言ってました。
このように言えるような銀行員人生を自分も送りたいです。
頭取は、「今自分が正しいと信じる選択をしなければならない、決して後悔をしないために。」とも言っていて、常にこれを意識していたからこそ、素晴らしい銀行員生活を送れたのだと思います。
大和田からの呼び出し
半沢のネジ工場については大和田の与信判断は間違っていないと思っています。
経営状況としては融資を打ち切って当然だった。技術があっても金になるかは別の話で、大和田のバンカーとしての正義だったとのこと。
実は、与信判断は銀行員によって違うことがあります。半沢の言うように考える人もいれば、大和田のように考える銀行員もいます。このズレが、銀行や担当によって与信判断が変わる所以です。
大和田も辞めるつもり
株価は暴落、信用ガタ落ちの銀行に大和田は残る気がないと言ってました。また、半沢のせいで銀行員人生がめちゃめちゃだと憤っていた点は、中野渡頭取のセリフと正反対で面白く表現されてましたね。
これからの半沢直樹は?
大和田から頭取になるしかないと言われた半沢ですが、これからどうなるでしょうか。現実的に予想していきます。
今の半沢の役職は次長です。次のポストは部長で、次いで役員、取締役、頭取の順で出世していきます。もし、経営の中枢で立て直すのであれば、次の半沢のポストは経営企画部門の部長です。そこで今まで外部の人に対して営業をしてきましたが初めて内部での仕事をすることとなるでしょう。
企画部門で銀行を立て直した後は、また営業の現場で今度は営業担当役員として活躍した後に、頭取のポストといったところでしょう。
役員版の半沢直樹を是非見てみたいですね。